QUINTA DAS CASTANHEIRAS （キンタダス カスタネイラス）

HISTORY

クラフトカシャッサのメッカ、ミナスジェライス州の南西部にあり、サンパウロ州、リオデジャネイロ州をまたぐ神秘的で素晴らしいマンチケーラ山脈の恵みを受けるカマンドゥカイアにQuinta das castanheirasの蒸留所があります。

ブラジルと歴史的因縁の深いポルトガルでは家庭での消費を目的としたワインを生産する伝統がよく知られています。栗の木の農場を所有していた創業者の先祖もワインやバガセイラ（葡萄の皮から作るお酒）を生産する伝統を継承していましたが、カシャッサの生産は古くからの夢でした。時は流れ、先祖の夢が現実となった時、そのカシャッサには栗の木の農場（ポルトガル語でQuinta das Castanheiras）という名が付けられ、ラベルは栗の木のシルエットをかたどりました。

蒸留所は2012年に建てられ、サトウキビの栽培においては試行錯誤を繰り返し、製品に使用される本格的な収穫は2016年から始まりました。   標高1,400メートルの自社畑で育つ糖度の高い優れた品種のサトウキビは1本1本厳選しながら人の手で刈り取られます。これは機械式収穫と比較して非常に重要な違いを得る為の譲れないこだわりです。地域特有の野生酵母と湧水を使用し、オーク、ジェキチバ、アンブラ―ナ、ステンレスの各樽での貯蔵までミナスジェライス州の高貴な伝統と最先端の技術そして品質管理を組み合わせ、最終工程に至るまで手造りで生産しています。

2018年ブリュッセル国際コンクールにてジェキチバ樽がゴールドメダル、ステンレス樽のクラシカがシルバーメダルを受賞。

ブラジル国内でも特別なパブ、レストラン、極めて限られたお店でしか扱われておらず、各々の印象はユニークな味と香りだけでなくミナスジェライスの歴史と至高のひと時をもたらします。

CACHAÇA

CARVALHEIRA（カルバレイラ）

HISTORY

カルバレイラの蔵元Decana do Brasil Ltda.はブラジル北東部の大西洋に位置するペルナンブッコ州の港町レシフェにあります。西暦1500年のブラジル発見後に最も古くからポルトガルによって植民地化された背景や、奴隷貿易という歴史の中での産物＝カシャッサの発祥の地ともいわれ、国名・ブラジルの元となった木、「パウ・ブラジル」の別名を冠する州。　　　　　　　　　　　　

創始者のOctavio Carvalheiraは、古代ローマ時代にルシタニアと呼ばれていたポルトガルの地で最高の樽をつくり出す材料となるオークの農場を所有していましたが、化学者でもあったOctavioは1949年にブラジルへ移り、彼の人生の大半を蒸留にまつわるアルコール、砂糖、ブランデーの製造に費やし、その分野で様々な企業をリードしました。また、私生活では9人の子宝にも恵まれ、その家族写真はCARVALHEIRA TRADICIONALのラベルに使用されています。

それから44年の歳月が過ぎた1993年に酵母の研究の為に訪れたキューバでひらめき、息子で現ゼネラルマネジャーのEduardoに酵母の技術取得を提案することにより、ラム酒と同じようにオーク樽でカサッシャを熟成させる技術に投資することを決めました。キューバ人の酵母スペシャリストを雇い入れ、ペルナンブッコで生産されるカシャッサの品質向上に最適な酵母の研究に打ち込み、1995年ついに独自のカシャッサの製造を開始しました。

現在は地域のカシャッササプライヤ―３社と提携し、世界No.1ラムとして名高いバカルディの貯蔵に使用した古樽で独自のカシャッサを寝かせて熟成し独特の風味を醸し出す、他とは差別化されたプレミアムカシャッサの生産に成功しました。

古樽から醸し出されるオークの深みのあるアロマに、赤道に近いペルナンブッコの気候により熟成されたパンチが加わり、他に類を見ないユニークなカシャッサ、それがカルバレイラトラディショナルです。

CACHAÇA

• ストレート
• ロック
• カクテル（ネグローニ、オールドファッションド、カイピリーニャ等）